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2014年11月11日 (火)

人の補完代替医療のお話ですが‥

日本発の情報です。医学系でない大学生1096名に補完代替医療(CAM)に関するアンケート調査が行われました。そのうち、CAMという用語があることを知っていた学生は11%。最も多く知られていたのはアートセラピー(芸術を介した心理療法に類するもの)、次に温泉療法、3番目にアロマセラピーが挙げられました。CAMのことを知る学生たちの数は多くありませんが、様々な療法にそれぞれの学生が独自に優先順位をつけて、複数の方法を試したいと考えていることもわかりました。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25332299

 

CAMの正しい知識がないにもかかわらず、学生たちは自己判断でサプリメントなどを服用していることもわかりました。学生たちのこのような行動が健康に有害な作用をもたらす可能性も指摘され、医療関係者は、患者と密にコミニュケーションをとることで、補完代替医療のリスクを認識しなければならないと結語しています。

 

人の若者の世界における日本の現状ですが、ペットでもサプリメントが大流行りで、多くの飼い主さんがご利用なさっておられることと思います。

 

サプリメントは、創薬のように製薬会社が時間と多額の費用をかけて研究開発する必要がないものが殆どです。審査も緩く、自己責任での利用になりますから、アロマセラピーの精油と同様に大変おいしいビジネスなのです。1つ当たると濡れ手に泡のビジネスができます。スーパーなどのサプリメントの棚をみて下さい。コマーシャルをみて、自由に選んで購入することができます。ビタミン剤なども、必要な成分の用量は、1つの錠剤にしてみると、目に見えない量ですね。他の成分として、増量剤、結合剤、崩壊剤、着色料、香料のほか、犬猫で副反応を誘発する可能性のあるゼラチンが利用されている場合もあります。

 

特に猫にハーブ素材を与えていらっしゃる方はおられませんか?猫は根本的に植物の成分の代謝が不得意です。もし、フェノール誘導体を含むハーブであったりしたら、命にかかわる事象が起っても不思議ではありません。私たちが、ハーブ入りのキャットフードを決しておすすめしない理由の1つでもあります。

 

高齢犬にグルコサミンのサプリを与えていませんか?グルコサミンは、関節で利用するには、アセチルグルコサミンにならないと利用することができません。市販のサプリは、殆どが塩酸グルコサミンか、硫酸グルコサミンですね。犬は、肝臓で様々な物質をアセチル化する能力がありません。何が起るでしょうか?

 

人でも個人差があるように、動物にも個体差があります。それ以上に、動物では、代謝に関して動物の種差があることを忘れてはなりません。人間の健康食=犬の健康食/猫の健康食 とはなり得ない理由がそこにあります。

 

医師や獣医師は、患者/患畜(飼い主)の禀告を聞く時に、何らかのCAMを行っていないか、問わなければならない時代であることが浮き彫りになりました。


ペットに
CAMを考慮する前に、4Dミートを含まない、よけいなハーブを含まない、安全なペットフードの情報を得られて下さい。

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