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2015年8月22日 (土)

耳の日光浴で菌交代現象

過日、耳に太陽光線を照射して、マラセチアの増殖がおさまったお話をいたしましたが、その後、耳を異常に痛がるので後輩の獣医師の病院で、耳鏡による観察をしていただきました。痛がるはずでした。耳の奥に膿がいっぱいたまった状態で、内外の耳道もひどい炎症を起こしていました。

 

日光浴が原因で、菌交代現象が起こってしまいました。微生物の培養/同定をお願いしましたところ、大腸菌、緑膿菌、腸球菌、黄色ブドウ球菌、プロテウス属の細菌で大変なことになっていました。ほとんどが種々の抗生剤に耐性を示すやっかいな微生物でした。

 

結果が出たところで、私どもの協会で利用している多目的ブレンドの滴下をすることにしました。起きている昼間は、3時間おきに2滴ほど滴下、夜寝る前にも2〜3滴のブレンドオイルを滴下し、届く範囲の耳介の内側をコットンで拭くような処置をいたしました。ブレンドオイルには、鎮静作用のある精油も入っていますので、よく寝てくれます。

 

処置をして4日目、症状が非常に改善されてきましたので、ブレンドオイルの治療を中止しました。それから数日後、初診からは11目になりますが、耳鏡により、中を確認していただきました。

 

もう、びっくりするほど綺麗な状態で、膿もなく、緑膿菌が少量存在するのみで、元気な犬の耳の中と同じ状態でした。その後、数週間経ていますが、まったく問題なく過ごしています。

一番驚いたのは、後輩の獣医師でした。

 

このような耐性菌の感染が起こると、非常に厄介でなかなか治ることがないとのこと。彼は精油による治療に半信半疑でしたが、正しい精油を上手に使うと耐性菌ができにくいというお話をさせていただきました。精油の抗菌作用が、どちらかというと消毒薬に近いメカニズムで微生物に作用するほか、プラスミドDNAがらみのありがたい作用があるため、抗真菌剤や抗生物質、抗菌剤にはできない芸当をしてみせてくれるのです。

 

決して何でもかんでもアロマで、ということではありませんので、誤解をなさいませんように。

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