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2018年2月 2日 (金)

小鳥のアロマ事故

飼い鳥をアロマ事故で失った飼い主さんが、勇気を持って事故を公表し、TV局の取材を複数受けたにも関わらず、スポンサーの関係でテレビのニュースにはならなかったことを知りました。この事故について、私共の協会にも、大手TV局から問い合わせがございました。情報をご提供しましたので、ニュースになって欲しいと願っています。


私共も、猫に対する精油の危険性について、長年警鐘を鳴らしており、マスメディアの取材も何度も受けてまいりました。中には、私共の講演を聞きにきて下さった記者さんもおり、猫を飼っておられたことも関係し、一時も早く記事にしたいとおっしゃられて、今か今かとと心待ちにしていたところ、上司が許可しない!とのようで、これも、きっと精油販売やアロマセラピー関連のスポンサー絡みで、記事がボツになってしまったのだと推測しております。

今回の小鳥での事故報告に対して、ネットでいろいろなご意見が書かれているようですが、小動物に対する精油の毒性を否定なさるような方もいらして、大変心配しています。

猫も小鳥も、私たち人間とは遺伝子レベルで相違があり、香料の代謝(解毒)に関するリスクを負っているのです。猫のアロマの危険性は、私共のHPでご説明させていただいておりますので、ご一読下さい。鳥類も、いろいろな種における詳細な遺伝子研究には至ってないようですが、一部の飼育鳥類では、薬剤の代謝がらみで代謝酵素/遺伝子の研究がなされています。

鳥類は、肝臓第II相の重要な酵素、UGT3Aに関しまして、爬虫類、両生類、魚類には備わっている酵素を欠き、かなりのハンディキャップを背負っています。また、鳥類は呼吸のシステムが哺乳類とは異なり、より効果的なガス交換を行っています。揮発した香料なども、あっという間に血液中に取り込まれ、全身をめぐることでしょう。

私共の会員さんの中に、大型のインコを飼育しておられた方がいらして、夜間にうるさく騒ぐので、ラベンダー精油を嗅がしたところ、翌朝には冷たくなってしまっていたとの報告もございます。元気なインコだったので、他の原因は考えにくいとのことでした。

どうぞ皆様、安易に精油を小動物にお使いにならないようにお願いいたします。

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